勉強している人ほど努力を隠す

こんにちは！川口市の個別指導塾KCEの樫田です。

定期テスト直前になって「今回全然勉強してねえー！」「マジやばい、全然勉強してない」「俺ノー勉！」といった勉強していないことを誇っているような叫びがあちらこちらから聞こえてきていませんか？勉強していないことが良いことだと思っていないとは思いますが、こういう叫びが出る生徒の本音は『同じ境遇の仲間を見つけて安心したい』です。テストが出来ずひどい点数を取ることが分かっている状態で、自分だけが取り残されていないか確認したい生徒の叫びを聞いて皆さんは何を思うでしょうか。大事なことをお伝えします。

本当に勉強している人は勉強していることを言わない

勉強していないことを叫ぶ生徒の本音がわかったところで、「昨日〇〇時間勉強した！！！」と得意げに勉強した自分を誇る発言をする生徒もいますよね。その人にとって勉強することは凄いことで、それができた自分を周りに認めてほしいという気持ちが表に現れます。しかし〇〇時間勉強した！という友達の自慢を聞いて素直に「すごい！！よく勉強できたね！！」とその子の親のように友達を褒めることができますか？実際は「ふーん」と無関心だったり「俺も〇〇時間勉強した！」と自分の話をする人がほとんどではないでしょうか。勉強したことを認めて褒めてもらいたくても周りの反応がこれだと、「昨日〇〇時間勉強した！！！」と自慢した生徒は次の週には勉強していません。目的が勉強することではなく勉強した自分を褒めてほしいから。

本当に勉強している人はそれが当たり前のことであり、目的が良い成績を取るためなので勉強することがすごいことなどとは思っていません。なので周りにも言わないし、周りの勉強した自慢にも興味がありません。「今日は歯磨きした！！！」と自慢げに言う人に対して何も感じないのと同じです。当たり前のことだから。成績が良いのに勉強について周りに全然話さない人がいたらその人に聞いてみましょう、「普段どんな勉強をしているのか」と

勉強することの目的

勉強することは目的ではなく、過程です。良い成績を取るため、良い学校に進学するため、良い会社に就職するため、良い人間になるため…全ての目的の過程に勉強はあり、目的も常に更新されていきます。こういう話をするとよく「なぜ勉強しなければいけないのか」「なぜ良い学校にいかなければいけないのか」という疑問をぶつけられますが、想像してみてください。これらすべてをやらなかった時の自分を。悪い成績を取り、学校に進学できず、会社に就職できず、楽しい生活を送ることが出来ているでしょうか。人には欲があります。物を食べたい、眠りたい、あれが欲しい、これをしたい…これらが不自由なくできるのはそれ相応の努力をした人だけです。どこかで努力を怠ると、何かしらで不自由な思いをします。食べたいものが食べられない、欲しいものが買えない、したいことができない…。そうなって人は初めて気づきます、「もっと勉強しておけばよかった」と。

大人が口をそろえて勉強しなさいと言う裏にはこういった不自由を経験したという事実があります。周りで「人生をやり直せるならいつに戻りたい？」という架空の質問を聞いたことがあると思います。大人は決まって子供の頃に戻りたいと言います。子供の方が楽だからという単純な理由もありますが、多くの人が思うのはもっと良い人生を送りたいから。そしてそのためには学生時代の頑張りが必要だから。

後悔先に立たずという言葉をいつから意識して行動できるかが皆さんの将来を大きく変えていきます。高校まではある程度勉強することが決められ苦痛な思いをたくさんすると思いますが、その先は自分自身で学びたいことを決め、好きな道を選ぶことができます。それまでに自分自身で考え、何がしたいかを選べる力を養うのが義務教育です。古文や化学式の知識を使わないからと言って勉強を止めず、問題に対して自分で考えることや答えを出すことが勉強なのだと理解しましょう。

個別指導塾KCEとは？

埼玉県川口市安行領根岸地区を中心に、里、木曽呂、神根、鳩ヶ谷などの小学生、中学生向けに定期テスト対策、中学、高校受験対策を行い、成績アップに向けて勉強のお手伝いをしています。個別指導塾なので学校の授業についていけない生徒様や人見知りで周りに馴染めない、もっと言えば不登校になってしまった生徒様にも安心して通っていただけます。入塾前にはもちろん無料体験授業が受講可能です。